障がいのある方向け「デロイトトーマツ/デジタル人材育成長期インターンシップ」第5期スタート

2025年12月15日より「Diverse Abilities Internship Program」第5期開始

2025年10月1日
KindAgent株式会社

KindAgent株式会社(東京都千代田区、代表取締役:茅原亮輔)はデロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村研一)の支援を通じて、障がいのある学生や既卒者向けにデジタル人材育成と就労支援を行う、インターシッププログラム「Diverse Abilities Internship Program​(以下、本プログラム)」の第5期を2025年12月15日より開始します。2023年4月よりこれまで4回開催し、100名を超える卒業生が輩出され、デロイト トーマツ グループにて就業を実現されています。

本Diverse Abilitiesインターシッププログラムは、約5カ月にわたり基礎的なデジタルスキルのインプットからデロイト トーマツ グループでの実践までの3ステージを完全オンラインで提供する独自の取り組みです。様々な障がいの特性を理解した上でそれぞれの個性にも配慮する中期的な人材育成を目指しており、日本全国から参加が可能です。また、プログラム受講後は、正式な選考を経て、デロイト トーマツ グループで就業頂くことも可能です。

発達障がいのある人は発達特性によるコミュニケーションの不得手さや本来の能力を発揮する要件の個別性などから業務経験を得ることが困難な傾向にある一方で、パターン認識、記憶、数学といった分野で突出した能力を発揮することもあり、近年、デジタル領域でのポテンシャルが指摘されています。身体障がいのある方も、現代の社会においても尚、その障がい特性から就職先が限られることがあり、より一層社会で活躍する可能性を秘めています。また、障がいのある方々の就職やスキルアップの機会の地域差も課題となっています。

このような現状認識の下で、デロイト トーマツとKindAgentは、日本企業が競争力を強化していくために必要なデジタルトランスフォーメーション(DX)の領域で、障がいの有無に関わらず中長期的な視点で人材を育成していくことが、今後の日本に必ず良い影響を及ぼすと考え、本プログラムを展開しています。

本プログラムの特徴

3ステージの段階的なIT学習プログラム

1stステージでは、オンラインIT学習プログラムを受講してデジタル人材としての基礎を身に付けます。実習が主となる2ndステージでは仮想プロジェクトにおいて体験を積みます。インターンシッププログラムの終盤となる3rdステージでは、デロイト トーマツ グループに配属されてのOn the Job Training(OJT)により実践的なスキルを磨いていきます。また、1stステージ、2ndステージではディスカッションを含めたキャリア教育もプログラムに組み込み、学習したツールを将来どのように生かせるなどを意識しながら学びます。さらに、講師がそれぞれの障がい特性や個性を尊重しながら、面談による定期的な学習サポートを行います。

医師・心理士によるカウンセリングや、心理教育を含むセルフケアトレーニング

プログラムの期間中、専門医あるいは心理士が定期的にカウンセリングやICTツールを用いて状態を把握し学習のサポートをしていきます。また、安定的に働いていくためのメンタルヘルスケアに関する心理教育をカリキュラムに組み込み、参加者は、自らの特性を理解し、受容した上で対処することを学んでいきます。プログラム全体を通して、自分らしく働いていくために大切なメンタルケアの素地を養うこと、さらには「将来のありたい姿を描く力」を獲得することを目指します。

完全オンラインでのプログラムの提供とデロイト トーマツでの就労機会

完全オンラインのため、首都圏以外に在住でITスキルを学ぶチャンスがない方にもおすすめです。プログラム受講後は、正式な選考を経て、日本最大規模のプロフェッショナルファームであるデロイト トーマツ グループにてリモートワークで就業頂くことも可能です。
デロイト トーマツでは、本インターンシッププログラムでの取り組みや卒業生を通して、グループ全体での障がいやインクルージョンに関する理解を高め、障がいを障害と捉えるのではなく、個性・多様性と捉えることができる風土を醸成し、ビジネスの成長戦略に活かせる姿を目指しています。

■卒業生の声(第4期:2025年4月開催)

  • ●自分の実力を様々な視点から見直すことができ、働く自信につながりました。
  • ●大きなサポートがありながら、安心して働くことへの準備ができて、大きなターニングポイントとなりました。
  • ●1stステージから長期就業に対しての自信がなかった自分が、こうして就業できている状態まで成長できたのはインターンがあったからこそだと思っています。また、ストレスや体調に関して、どのように対処していけばいいかをより分析することができました。インターン前より成長し、良い意味で変わることができたと感じております。
  • ●たくさんの知識を経験豊富な講師陣から学びながら、チームメンバーと協力することで人としても成長できたと感じています。また、社会人として仕事をすることに自信を無くしていましたが、私も人の役に立てると思えたことがすごく嬉しかったです。
  • ●大人数でグループワークをすることによってチームで作業するという意識が目覚めました。
  • ●最初は不安や緊張もあった中でしたが、貴重な経験ができました。トライアンドエラーをしながら苦手なことにも挑戦し積極的に発言をできるようになったことは、自分にとって成長できたように思います。
  • ●長期にわたって心理的安全性の確保された環境で活動できたこと、また、カリキュラムや経験を通して自己受容を深めることができたと感じています。
  • ●心理的なストレスをコントロールしていくことや、気持ちの外在化を行えたため、自分の感情に気を遣えるようになりました。
  • ●自分に就労は無理だと思っていたが、様々な経験を積んだことで自信が湧きました。
  • ●インターン開始前は自分が不甲斐なく感じていたが、自分でもできることがあると自信を持つことができました。
  • ●働く経験や実務を通して社会と繋がること、誰かの役に立つことを再び体感し、自信につながりました。
  • ●体調面等の相談や対応の体制が整った、とても恵まれた環境で挑戦することができたと感じています。
  • 本インターン参加までは障害を言い訳にし、自身の人生を諦めていました。再び、社会と繋がり誰かの役に立つ(働く)ことを経験し、自身のキャリアを諦めず、障害と向き合い生きてくことの希望にもなりました。

第5期募集について

本プログラムの詳細・募集ページについては、こちらより詳細をご確認いただき、ご応募ください。

※応募期限:2025年11月24日(月)まで

テクノロジースキル獲得・向上を目指す全国の皆様からのご応募をお待ちしております!

<問い合わせ先>
KindAgent株式会社 長期インターンシップ事務局
Email: DT-intern@kind-agent.co.jp

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